無為とは、人間の賢しらやなまじっかな知識を否定し、欲望を極力制限することである。人々がみな無知無欲になることが理想なのだと、『老子』はいう。
私には、常に三つの宝がある。 これを身に帯びて、重宝している。 第一に、 慈しみの心である。 第二に、質素さである。 第三に、あえて天下の先に立たない。
何かを手にするのと、何かを手放すのとでは、 どちらがあなたの心痛の元になりうるであろうか。
人がよく生きるのは、簡単なことだ。 それには、感性を豊かにすればよい。
このように感性が豊かに機能して、 生き生きと生きる状態を、 「仁」と呼ぶ。